こんにちは!ヤマトです.本日はに株式会社SUPERNOVAからリリースされたStella Browserを使用してみた感想をまとめてみたいと思います!
現在の大学院生は必須となっているツールである生成AIですが,様々な種類のものがリリースされています.
Stella Browserも生成AIの1つで,2025/4/8に拡張機能群Stella Extensionの一部です.

お金はあまりないけど,生成AIには課金したい!chatGPTよりも良いの??
と思う方も多いと思います.私も大学院生の当時はchatGPTに課金をしていましたが,学生が利用するサブスクとしてはかなり高額だと感じていました…
そこで本日は,実際にStella Browserを使用してみた感想や,大学院生の研究生活にどのように役に立つのか紹介していきたいと思います!
Stella Browserとは?
Stella Browserは株式会社SUPERNOVAが提供したStella AIの拡張機能郡,Stella EXtensionの一分機能です!
現在はStella Browserのみのリリースとなっていますが,順次新しい機能がリリースされる予定です.
Stella Browserの特徴は,WEBページを表示したままサイドパネルでAIを利用できる点です!
WEBページの翻訳や要約だけではなく,解説もできます.選択したテキストに対しては,編集を行うことも可能です!
以下にStella AIのホームページをもとに機能をまとめたものです.
要約 | 翻訳 | 編集 | 解説 |
---|---|---|---|
200文字に要約 | 日本語 | 文章の校正 | わかりやすく解説する |
箇条書きにする | 英語 | 文章から箇条書きにする | ユーモラスに説明する |
結論ファーストで要約する | 中国語 | 続きを考える | コードを解説する |
ネクストアクションを整理 | 韓国語 | 文章を添削する | メリット・デメリットを評価する |
など,他にも多数の機能を携えています!
また,価格も学生には非常に優しい価格となっており,chatGPTやGemini Advanceよりも安い金額となっています.
ライト | スタンダード | プレミアム | |
---|---|---|---|
価格 | 1078円(税込) | 1628円(税込) | 2728円(税込) |
月の利用回数 | 250回/月 | 1000回/月 | 3000回/月 |
このStella AIの特徴の1つに,価格の基準が性能差ではなく利用回数によることです.
金額によって月の使用回数に制限はあるものの,どの金額プランでも様々な生成AIモデルを使用できます! chatGPTやGemini,Claudeのような生成AIモデルのパックを安く利用できるイメージでした
Claude 3.7 Sonnet | GPT-4o | lmagen 3 |
---|---|---|
Claude 3.7 Sonnet-thinking | GPT-4o mini | DALL-E 3 |
o3-mini | Gemini 2.0 Flash | |
o3-mini-high | Gemini 1.5 Pro | |
o1 | tsuzumi |
Stella AIの対応生成AI
また,Stella AI
大学院生によるStella Browserの活用方法は?
では早速Stella Browserを使用してみたいと思います!今回はStella AIによるチャットの部分ではなく,あくまでStella Browserの機能について検証してみたいと思います.
結論から言うと,Stella Browserの機能は論文探しに非常に役に立つと考えます!
実際の使用画面

こちらは,Google Scholarから「AI」というワードで検索を行い,一番上位に表示された「Explanation in artificial intelligence: Insights from the social sciences」
(著者: Tim Miller, 2019年2月,Artificial Intelligenceより)の実際に検索した画面です
ちなみにヤマトはAIとは全く異なる専攻ですので,この論文の内容は全くわかりません(笑)
というわけでこの論文についてAIにわかりやすく説明してもらいましょう
右下の「表示しているページに対して」→「要約」→「結論ファースト形式にする」をクリックします.
ちなみに,さらに下にGemini 2.0 Flashが選択されていますが,ここで他のAIモデルを選択可能です
回答はこちら!

このように,翻訳から結論ファーストでの要約を一貫して自動で行ってくれます.
これは大学院生にとって,参考文献探しの時間を大幅に短縮することができます!
大学院生で研究テーマを模索したり,論文の序論で従来の研究を参照する際,
①関連がありそうな論文を片っ端から探しておく→②それぞれ内容を熟読し,内容を理解する
という順番だと思います.この①の過程がとんでもなく時間がかかります!
論文のタイトルだけでは内容を把握することは難しいため,アブストラクト(概要)や結論を読む必要があります.
これらが英語の場合は翻訳しなければならず,コピペをした後にアプリ(DeepLなど)に翻訳してもらう手間があります.
この間に画面の変更が何回か行わければならず,加えて何度も論文を読んでいるとタブが増殖してしまいます.
さらに私の場合はとんでもない眠気にも襲われます
さらにさらに,長い時間かけて読んだ論文が,実は全く関連性がなかったなんてこともあります.

つまり,重要なステップは②の熟読の段階であるにも関わらず①が進まないというとです.
しかし,Stella Browserによってページを固定したまま,AIに要約してもらうということは論文を探すという時間を大幅に短縮することができます.
このAIモデルはそのような無駄な時間をカットすることができると考えます!
もちろんページ全体だけではなく,選択したテキストのみAIに依頼することもできます.

画像のように,テキストを選択するとStella Browserのアイコンが出現しますので,これにカーソルを合わせて好きな方法を選択することができます.
こちらも,コピペと画面の変更の操作時間をカットすることができます.この時間は1回1回は何秒単位の短い時間ですが,論文作成間近の段階など時間に余裕のない時期には非常に有効です!
補足
今回はStella Browserの機能であるため,論文探しが有効であると紹介しましたが,Stella AI自体もチャット形式であるため,通常の質問や画像生成,ファイルアップロードも行うことができました!
また,Stella AIでは質問のテンプレートも用意されているため,様々な状況に応じてテンプレートを用意することもできます!
ただ1点Stella Browserについて注意するのはWEBページで表示されたPDFファイルには適用されないということです.
この場合,一度ファイルをダウンロードしてからStella AIにアップロードする必要があります.
ただ,今後さらなるアップデートによってこちらは解消される可能性もあります
まとめ
いかがでしたでしょうか.今回は第一弾のリリースなので,今後また大学院生にとってさらに役に立つツールがリリースされるかもしれません!
是非,利用されてみてはいかがでしょうか?
それではご精読ありがとうございました!
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