こんにちはヤマトです! 本日は理系大学院生の就活事情についてお話していきたいと思います.
私の就活ですが,結果から先にお伝えすると「プラントエンジニアリング企業」と「自動車企業」に内定をいただいきました!
ただ,第1志望の企業には内定を頂くことはできませんでした...そこで当時を振り返りながら備忘録として記事にしていきます!
就活の主な日程
以下の表は就活の開始時期から終了までに行ってきたものを簡単にまとめました.
時期 | やっていたこと |
---|---|
M1 4月 | 企業研究 |
M1 5-6月 | 夏インターンに向けES作成 |
M1 7-8月 | 夏インターン面接 |
M1 9月 | 夏インターン開始! |
M1 10-11月 | 夏インターン振り返り 冬インターン申し込み 早期選考対策 |
M1 12月 | 冬インターン面接 |
M1 1月 | 早期選考ES |
M1 2月 | 早期選考面接 |
M2 4月 | 第1志望落選→就活終了 |
当時を振り返ると授業に研究,アルバイト,修士では珍しい部活動などの兼ね合いを考えると非常に忙しく,大変な日々でした.それでもある程度早めに就活を終えることができたのは早めに始めたからだと考えています!
理系大学院生の重要ポイントまとめ
理系大学院生が就活を上手に乗り切るためのポイントはこちら4点と考えています!
- 授業は前期でほぼ取り切る
- 業界は早めに絞る
- 研究には力を入れる
- 推薦枠の獲得を目指す
※他の就活生と共通する重要ポイント(自己分析は必ず行う,早めに始めるなど)は踏まえている前提のため割愛しています.あくまで理系大学院生向けは上記の点を追加で抑えておく必要があると考えています.
授業は前期でほぼ取り切る

大学院にも授業があり,およそ学部時代の1/4程度の単位数で卒業することができます.
また,進級振り分けや研究室配属など大学の成績(GPA)で進路が決まるイベントはほぼありません.
※奨学金を受給しており,免除申請を希望する学生は成績も重要な要素なので好成績を目指しましょう
さらに,私の感覚では大学院の授業の難易度は比較的低く,単位取得のハードルも学部生よりも低い印象でした.(学部生とは違い,大学院生は研究が重要であるためと考えています)
したがって,大学院生が授業の履修登録する際のポイントは
楽単かどうかよりも前期でどのくらい時間割を埋めることができるかどうか が重要と考えています.
理由は後期で開催される就活の重要なイベントに備えてスケジュールを空けておくためです.
理系大学院生がM1の冬に就活を終えるためには,後期での早期選考で内定を獲得することが重要です.
そのため,早期選考や重要なイベントと授業が重なることを防ぐ必要があります.
特に2月はテストと早期選考面接,冬インターンが重なりスケジュール管理が難しくなります.
実際,,,

授業のテストとオンライン面接の予定が重なってしまって困った...
という悩みを持つ研究室の同期もいました.その方は面接を優先し,M2で授業を再履修しました.
このような事態にならないため,前期のうちに卒業単位をほとんど取っておくことをおすすめします.
また,私のおすすめの授業は集中講義です.1~2日で単位を取得できるので積極的に受けていきましょう.当時はコンサルの方が登壇する授業もあり,話を聞くだけでも意外と面白かったです!
業界は早めに絞る
理系大学院生は基本的に授業や研究の兼ね合いから,文系や学部生よりも就活に割く時間は少ないです.
また,理系大学院生には研究開発職や設計職など専門分野の知識を必要とする分野に比較的有利です.
※もちろん,大学院生から商社やコンサルなど文系職に入社する人も近年増加しています.
そのため,志望する企業や業界は必然的に少なくなります.日程としては夏インターン前には志望業界を絞っており,当時の志望業界は2つ,志望企業は4つほどでした.
ここで重要なのは企業ではなく,あくまでも絞るのは業界です.
早い段階で企業まで絞ると持ち駒が少なくなり,冬以降の就活に悪影響が出ます.
業界を絞った後は,業界志望理由を考えました.(繰り返しになりますが,企業の志望理由とは別です)企業の前に業界の志望理由を考えることで,自己分析も進みやすくなり,実際にESに書く際に非常に段階を踏んだわかりやすい回答を書くことができました!

研究には力を入れる

これは少し意外かもしれませんが,就活を有利に進めていくためには重要なことです.
日頃の研究が重要となる理由は理系大学院生には通常の就活とは異なり,研究内容の質問があるからです.
夏インターンのES,面接から研究内容についての質問があり,日頃から研究をしていないと話に矛盾や間違いを含んでしまう可能性があります.早期選考も同様に,まるで学会にいるかのように質問攻めにあう面接も多くあります.
特に,研究室と同じ分野の企業を志望する場合は注意が必要です.理系大学院生の面接官は人事だけではなく,技術職の方が担当することも多いです.すなわち,分野のプロ相手に自分の研究分野を話す必要があり,些細な間違いにも気づかれるおそれがあります.
また,研究に力を入れることでガクチカの1つとしてESに書くことができるも理由の1つです.ガクチカにサークルや部活,アルバイト等を挙げている人も多くいますが,これらに加えて研究もガクチカの武器になリます.これは理系大学院生の大きな特権とも言えるでしょう.
研究内容の設問では,「なぜこの研究を始めたのか」「今研究によって社会にどのようなえいきょうをもたらすのか」など背景を問われることが多く,専門分野ではない方々にもわかりやすく説明する能力が求められます.就活と同時に,研究分野についてしっかりと勉強していきましょう.
推薦枠の獲得を目指す

大学院には企業からそれぞれの大学ごとの推薦枠を設け,希望する学生に推薦状を発行する制度があります.企業ごとに推薦枠の数が異なり,場合によっては増枠することも可能です.
この制度を利用することによって,内定を頂く確率を上昇させることができます.
ただし,注意点が3点あります.
- 推薦枠は1つのみ
- 辞退することはできない
- 希望者が多い場合,学内選考あり
つまり,推薦枠を使用すると後戻りができないため慎重に判断する必要があります.
また,企業によっては後付推薦といい,囲い込みとして選考通過後に推薦状の発行を依頼する場合があります.(私もそのパターンでした)
しかし前述のように,理系大学院生は他の学生よりもある程度絞り込みをしている者が多く,ほとんどの有名企業では推薦枠を設けているため第1志望の企業の推薦枠を使用することが多いです.
最後に
いかがでしたでしょうか.このように理系大学院生は文系や学部生とは異なる点が多く,端的に特徴を言うとすれば,短期決戦型に近いと言えるでしょう.
しかし,簡単に内定を取れるというわけではありません.早期選考に進んだとしても,選考に落選する場合も多いです.
しっかりと,自己分析,面接対策,SPI対策など他の就活生と努力しないといけないことは同じです.
次回以降,時期ごとにどのようなことを行っていたか詳しく書いていこうと思います!
ご精読ありがとうございました!
コメント